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質問 06

思考を完全に止められる人はごくわずかである。なぜなら脳は絶え間なく考え続けるようにプログラムされているからだ。脳の思考のプロセスを止めようとすることは、極めて困難であり、脳に害を及ぼす可能性もあるのだろうか。

禅定という境地に至ることは、稀有で並外れた成就である。真に思考を止め、この深い境地に入ることができる者は、実に格別に恵まれた人である。因果の法則によれば、そのような人々はおそらく前世からの大きな功徳を備えており、それゆえほとんど労せずして禅定に入ることができるのだろう。たとえ本人自身が、その仕組みを完全には説明できないとしても。

しかし、私たちの多くにとって、絶え間なく続く思考の流れを止めることは、大きな困難である。人間の脳は本来、絶えず考え続ける傾向を持っており、それゆえ瞑想は容易ならざる修行となる。しかしながら、深い禅定の境地に到達した数多くの覚者や瞑想の師たちの存在は、私たちに希望を与えてくれる。彼らの成就は、脳が本来持つ性質にもかかわらず、心を静めることが可能であるという生きた証である。それが実現したとき、心は推論を必要とせずに理解が生まれる、直接的な知という並外れた境地へと移行するのである。

人間の脳は、実に繊細な器官である。それに突然思考を止めるよう強いることは、重大な害を及ぼしかねず、精神の不安定、あるいは狂気にすら至る可能性がある。反対に、心を制御されないまま漂わせ、正邪、喜びと悲しみ、愛と憎しみといった思念に絶えず翻弄されるままにしておくこともまた、心の衰弱を招きうる。時とともに、鍛えられていない心は脆弱で不健全なものとなり、世界中で警戒すべき水準にまで増加している精神・神経疾患の一因となっているのである。

その統計の数字は驚くべきものである。西太平洋地域だけでも、一億人以上が心の健康の問題を抱えている。中国では、二千六百万人以上がうつ病と闘うという危機に直面している。韓国、日本、オーストラリアといった国々では、絶望感と自殺率の増加に苦しんでいる。世界保健機関(WHO)の2024年の報告によれば、三十四億人——世界人口の42パーセント——が神経疾患の影響を受けているという。これらの統計は、紛れもなく憂慮すべきものである。

心を静めることが可能であるという事実は、一つの深い真理を明らかにしている。すなわち、人が自らの心を制し、内なる自己を克服し、禅定に入ることができるよう導く、精緻な方法、明確に定められた道、あるいは完成された技法が存在するに違いないということである。

歴史を通して、瞑想は主に宗教的な観点から教えられてきた。ニカーヤ経典に伝えられている仏陀の教えは、貴重な洞察をもたらしてくれるが、古代の口伝という伝承方法のために、その内容は簡潔なものにとどまっている。同様に、上座部仏教と大乗仏教の両伝統における瞑想の師たちの経験もまた、智慧をもたらしてくれる。しかしながら、普遍的で体系的、かつ科学的な瞑想への取り組みは、いまだ十分には確立されていない。

この隔たりが続いているのは、人類がいまだ瞑想を、体系立てられた科学的な学問として受け入れていないからである。それは依然として、しばしば宗教や個人的な探求と結びつけられた実践にとどまっている。この認識は変わらなければならない。瞑想は贅沢品や、一部の人だけのための実践として見なされるべきではなく、生きていく上で欠くことのできない技術——心と精神の健やかさのために不可欠な手段として見なされるべきである。世界は、瞑想をすべての人類にとって必要な実践であると共に認識し、それを教育制度に組み込み、誰もが利用できるものとしていかなければならない。

瞑想仏教問答禅定心の健康瞑想仏教入門正法禅那宗僧院

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